絮谷新のお気に入りの歌一覧
河のほとり
窓に夜はしづかに更けてほととぎすけふはいづこの里に鳴くらむ
16
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鰹鯨
生きてればいつかまたもし笑えればそれでいいはずたぶんそのはず
9
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野々花
泣きそうで泣けない空の切なさをそっと見上げる青き紫陽花
16
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松本直哉
夕闇のせまる青田のさみどりのはかなき苗のかぜにゆらるる
9
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野々花
もう少し浮かれ気分でいたいのに梢を渡る風は夏色
10
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舞
咲いてると人に知らせる紫陽花のひと群れの下小さき黄の花
13
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桜枝巧
ギロチンで昨日の私を断つようにすとんと豆腐に落ちてく包丁
7
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なかしぃ卿
添えられし一筆箋に書かれたる感謝の言葉どこにやったか
3
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りんす
どこまでも行ける列車は今だなくいつもより混む各駅停車
1
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コーヤ
愛らしく清楚に咲いた夏椿早散りゆくもなお清き白
14
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橙田千尋
空だけは歩行者信号の赤も歩き出したくなるほどの青
5
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橙田千尋
夕暮れに向かう電車でふと見かけ心臓側のシートに沈む
4
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橙田千尋
そっと飲むメロンソーダに浮かぶ泡1つ1つに名前をつける
3
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只野ハル
梅雨の晴れ間夏を感じる午後に自転車で坂を上りきる
6
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へし切
愛しきやしわが撫でし子の双葉より五月雨あけば常夏の花
19
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夢士
緑なす斜面に藤の花たわわ山頂に向けエス字を走る
15
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沙久
資産さえ 砕かなかった 君の言う「粉骨砕身」 陳腐な響きよ
10
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光源氏
微かなるひかりを灯す姫螢同じ心と頼るはかなさ
18
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リクシアナ
疲れはて沈む心にハマナスの色は鮮やか夏へいざなう
17
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野々花
この歳になれば似合わぬ恋の歌口ずさみつつ朝が始まる
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