滝川昌之のお気に入りの歌一覧
ななかまど
一株の牡丹の花を幾たびも廻る女あり島津紅さく
11
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佐藤水村
支へられ妻と散歩をする春に一つ一つと花の名を聞く
7
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詠み人知らず
井戸水に 曲がる胡瓜 放り出し 噛りついたは 夏の菓子味噌
7
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猫谷しゅう
胎児へと還すみたいに猫を抱く足りないものを補うように
9
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猫谷しゅう
おはようを淡く重ねて輪郭をつくる君との絵はまだ素描
4
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茂作
道の邊に紅を競へる山つつじ 願ひ忘れて暫し留まる
10
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び わ
行く道の周り見回し事故無くし庭の草木も心に配慮
2
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横井 信
マスクして歩く雨の日 駅までの濡れた舗道に咲くヒメジョオン
8
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柿の種。
若草の燃ゆる湯の里朝の道人の心もげに温かき
3
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うすべに
雨音にかえるの声がかさなれば つい口ずさむなつかしい歌
9
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詠み人知らず
揖保川に 流れし血潮 青き山 我が故郷に 素麺ありて
4
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ぜんまい時計
むらさきの 房ゆ垂るる あまの水 消ゆるを惜しみ しばし手に受く
8
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可不可
彩も形も薄い唇で食む 苺 みたいなルゥヂュも塗らず
4
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詠み人知らず
夢垂れ 星に魅せたの 雨傘は 向こう二人に 想いを寄せて
4
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詠み人知らず
月夜花 炎の歌声 包まれし 受け止め文の 行き先持ちて
5
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ななかまど
遠き日のときめき思い出すようにマーガレットの白き花びら
12
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時計台
鑑識の友と語りぬサスペンス 綺麗ごと過ぐ「現場」の描写
7
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里香
日焼け止め あれが欲しいと 言い初めし 初夏の日に似た心地する恋
7
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大元油谷之助
故郷の蔦の絡まる自転車のかごで淘いだ、青春の砂
8
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稲穂
泥池の魚ぐるりと反転す近づく部活駆け足の群れ
4
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