絮谷新のお気に入りの歌一覧
月虹
雨音が僕らの声をにじませる誰にも内緒の話をしよう
81
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夢士
梅雨入りの空に向かひて手を広げ色取どりに咲くや紫陽花
19
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鰹鯨
梅雨の入り葦陰に牛蛙鳴き傘吹き抜ける霧と夜風
10
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野々花
淋しいと言えずに今朝も一滴涙のような朝露宿す
12
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舞
さみだれに濡れる飛鳥野いにしえの人また歩む水無月のころ
21
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野々花
さやさやと風の流れる音がして振り向く朝に夏が生まれる
15
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野々花
この空を切り取りあなたへ送ったら笑顔で虹がかかるでしょうか
14
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詠み人知らず
二十分いつも遅れる恋人の 時計はひどく 正確なのだ
22
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なかしぃ卿
彼方より文来にけらし裏面は富士の高嶺ぞ描かれにける
1
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光源氏
夕霧もやがて晴れなむ明石潟夢見せたまへ明け果つるまで
21
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水中あやめ
寝覚してなほ星明かしほととぎす見果てぬ夢のたよりともせむ
13
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桜枝巧
ほら一瞬、列車の窓が切り取った青い屋根さえ誰かの家でしょ
4
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リクシアナ
咲き零れるアカシアに真珠の雨が降る バラードがきこえる
21
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なかしぃ卿
国芳の金魚が猫が活き活きと人の暮らしぞなぞりけるかな
1
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なかしぃ卿
脳天にストロー插してふはふはの記憶を少し吸ひ込んでみる
2
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コーヤ
ボケ防止 楽しみ思い 歩く野辺 天に伸び咲く 立葵魅する
14
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りんす
前髪の分け目をかえるつむじ風心が鈍るかたいスカート
4
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麻
さみだれも世のならひとや立葵直ぐなる茎に咲き急ぐらむ
17
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松本直哉
傘をなみぬれつつたどる道のべにあはくにほへるアナベルの白
6
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千映
四泊のショートの母を送り出す安堵の後に睡魔が襲う
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