ひげじぃのお気に入りの歌一覧
恣翁
店奥に お伽噺の空気すら醸す爺婆 しゃがみ込みけり
13
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終夜
君かれて年古りにける我が宿に昔ながらの花の香ぞする
11
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やまざくら
落日に しぶき煌く 乙女滝 川も一世も 今を流るる
4
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ななかまど
前向きの姿いとおし野の花は野分いとわず陽に向きて立つ
12
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滝川昌之
手のかかる子ばかりのいたクラスだと恩師は俺の名をまず挙げる
14
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トウジさん
君なくば何を語らむ何をせむ野分奏づる春待月よ
4
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朝比奈
風死して凌ぐも難き夏はゆき朝も小寒く秋深まりぬ
14
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葛城
暁に何鳴き交わす小牡鹿の声嫋々と枕辺を問う
12
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仔柚
「愛してる」に騙されたフリしてるから 会う時だけはちゃんと愛して
5
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終夜
あな憂とてひとり泣きゐる人びとの心を照らせ秋の夜の月
6
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ななかまど
トラクター の耕す畝は忽ちに鶺鴒つどう炊き出しの道
12
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うすべに
野の花をいける尼僧の袖先に 秋の陽ざしの蝶たわむれる
11
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茂作
薄靄に使ひの船は甦り 三笠の山に月ぞ待たれる
13
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Proverbe
寢て待てと言ふ教へすらありながら 出ずば果報は手に入らぬとや
11
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葛城
誰が爲に詠い置きたる短歌かな思へばすべて君が爲なり
13
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柊+
秋の陽を浴びて静かに老いてゆく 金木犀の香りのむこう
17
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へし切
名も知らぬ花は咲きけり 道の空 知らぬ其の名も などか無からむ
13
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終夜
ぬばたまの夜空流るるもろ星や弓張月の射る矢なるらむ
13
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ななかまど
虫の音のすすきの原に輝ける細き三日月なにを括らん
11
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恣翁
透明な夜気を昇りて 銀漢は 巨人の深き溜息なるべし
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