絮谷新のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
蝦夷梅雨に冴える紫ラベンダー雨雲は行く遥かサハリン
20
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たけくらべ
紫陽花の咲きそむ寺の極楽に涅槃を見たり霖のころ
23
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恣翁
五月雨の灰汁を溶かして 神田川 墨に染むめり 橋往く人を
7
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めだか
独り身は「一つ下さい」が言えなくてケーキ屋の前早足になる
15
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めだか
年越したハイビスカスは鉢の中真っ赤に燃えて梅雨の間に咲く
8
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たけはる
袖の釦 外して捲り マジな顔 愛しい仕草 君には秘密の
4
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たけはる
恋し人 待つ身切なき 涙雨 いずれ疾しきか 枯るか七夕
2
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鰹鯨
梅雨雨に軒の草さえ濡れてゆき水を溜めてはポツポツ落とす
1
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夕夏
あさゆうのくうきつめたいきせつのきおくはなびのようななつきおく
3
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鵺吉
青葉いま紅葉に染まりゆくように夢になりたい、窓辺の君の。
2
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鵺吉
寒空をながめて星をみる君の息の白さにため息を知る
5
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鵺吉
無知という在り方をおもう 傘させど傘をささねどやまぬ五月雨
2
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舞
濡れ来るを ひとり まつ夜の こぬか雨 などか忘らりょ 実なきことばも
19
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千映
吾の燃えるこころに似てる百合の花真紅の顔を梅雨空に向け
10
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千映
二十年飼ってた猫の死が近いカラオケ小父さん歌うたえない
11
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詠み人知らず
歓声のあがるプールに梅雨明けを待たずに青くひかる夏空
23
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コーヤ
夕暮れに陽に背をむけてしぼむ花ためらい切なくガザニアうな垂れ
16
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たけくらべ
うたかたの浮き世を濡らす雨すだれ束の間なれど君を留めむ
21
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優器ルミネ
教会の前でたたずんでみたりして運の悪さを恨んだりして
3
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へし切
蓮葉のたまれる水のひとしずく釈迦の涙の降らぬものかは
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