falconのお気に入りの歌一覧
浅草大将
寝ねもせず語る一夜を寄り添ひてあかしの浦にいづる友舟
14
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律
今はまだ 想いは青く透きとおるプールの底に眠る告白
11
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春咲
あぢさゐの かぐはしき色 ねざめとて さやに吾が目を すずませるかな
7
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潮月繁樹
幸せの配膳人に成りたくて汗を流して泪流して
5
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紫苑
諳んずる五月の詩よいづくにかヘリオトロープひときはかをる
8
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紫苑
黒南風のゆくては遙かその村にしんしん積もるあやまちのかげ
6
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紫苑
音もなく野辺のせせらぎゆふぐれを卯の花垣ににほふ月影
7
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文麿
重たげに梢を搖らす六月は挫折の記憶肌に纏はる
7
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只野ハル
液晶画面の曇り拭えどクラウドの彼方は見えず映る顔
4
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笑能子
繰り返す言葉の彼方に見えるものそれは描いた未来と違い
3
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文麿
ながあめの孤獨したしく囁けばおもひのたへて去りゆく五月
9
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詠み人知らず
いつの間に 小鳥も何処かで雨宿り行かなくちゃ傘がないけど君のもと
2
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潮月繁樹
人と人 擦り切れ果てて 白砂に 自敍傳なども 書きたくなる日
6
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只野ハル
曇天の高湿度の午後涼しげにアオスジアゲハ眼前を過ぎ
7
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紫苑
枇杷の実のいろづきそめし葉のかげをただひとこゑに鳥の鳴くなる
11
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紫苑
みそかごと語らひつるかふた花を並むアマリリスくれなゐに燃ゆ
10
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みやこうまし
生きゆくに一途な友と語りたい身に沁みとおる短き音で
7
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たんぽぽすずめ。
土手沿いを走れば川の面に浮かぶ亀うらやみて息切れし初夏
11
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紫草
湧き出ずる思いの丈のままならず花壇に溢るるガザニアの白
21
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田中悟
問題は傘がないってことじゃなくこの雨の日のあなたとの距離
10
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