舞 のお気に入りの歌一覧
林林
遺言状書き終え登る山頂の嶺風荒く且つ清々し
19
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ながさき
生涯は 幾ばくもなし 「仮の宿」 一夜の夢の 名利求めて
31
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南美帆
「きもちだけいただいとくわ」娘からおやつやんわり断られたり
9
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松本直哉
散らぬまま朽ちはててゆくあぢさゐの花のをはりにふりそそぐ雨
14
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へし切
老いてなほ日々の暮らしはわびしくも若かりし日の夢は忘れじ
30
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海恵ふきる
屋上でみあげる空はやさしくてどうしてこんなせつないんだろ
6
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千映
冷用酒飲んで飲まれてほっこりと主婦の仕事をどこかに忘れ
18
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リクシアナ
朝霧のうずむ谷間の里にあり都の風を恋うる夏の日
22
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くらら
無機質な 都会はどこも 灰色で 紫陽花灯る 雨の夕暮れ
25
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工藤吉生
東京に行って頑張りたいなどと聞こえるベンチにまどろんでゆく
6
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いわなおいびと
検査終えトラックに積む我が製品この時は嬉し何年経ても
9
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林林
親と子でおなかすいたと言いながらお鍋の煮える音を聞いてる
23
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西村 由佳里
同じ場所同じ座椅子でわたくしは今日も独りでお昼寝をする
6
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秋日好
柔肌の深き意味さえ知らずして母の苦笑にやっと追い付く
20
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風船人
根菜の煮物と馬刺し酒肴とし一夜帰省の娘と語る
9
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いわなおいびと
叫ぶごとき研磨作業の音洩るる夜の工場の網ガラスより
4
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沙久
詳細なこと何一つ知らぬけど 「何か」でつながる君想い、祈る
12
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千映
折鶴を一羽と半分折てもう投げ出す母の哀しき姿
15
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絮谷新
蝉時雨降りて通りは晝の闇傷痍軍人訪ひしをさな日
12
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空飛びネコ
狐火に誘われ行くは竹林嵯峨野の風がさみどり揺らす
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