Chicoのお気に入りの歌一覧
恣翁
母在りし 二階の居間は 昼過ぎも冷えて 樟脳いつも匂ひき
15
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恣翁
古井戸の底から 夜は湧き出でて 辺りを闇に浸潤しつらむ
15
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洩矢転石
なんにでもなれるような気がしてたまだなにものでもなかったぼくら
5
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KEN
褪せた本 閉ぢて帰れば 重き雨 夜行貨物が 河渡る音
10
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KEN
しあはせの ありか教へず 遠き路 眩しく照す マジェラン星雲
11
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源 漫
近ければ青き山よりあけぼのの川にながるる木の香かな
4
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千映
花に身を埋めるように庭にいて癒しの時間ありがたきかな
6
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千映
お喋りな母が口数少なくて応対手こずる長き一時間
7
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千映
昼食の介助も楽しと明るめの服で通いて母喜ばす
8
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千映
食欲の無き母の茶碗梅干しが頼みの綱のお粥の上に
10
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千映
七年の介護の末の母の死に涙はなくて感謝のことば
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千映
母の手に温もり伝え吾のこの手簡易ベッドで跪きつつ
9
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千映
少しずつ片づけが済む母のもの「ごめんね」という重い言の葉
14
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まゆき
この中の三人ほどは二十歳まで生きずに死ぬのだ統計的に
3
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まゆき
「水中で生きてるからにはえら呼吸だと思います。ええ、人魚のことです」
3
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まぽりん
巴里の河みづながれゆく鐘の音のたかき塔よみがへりなむ
28
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まぽりん
双葉より日蔭に咲けるあふひ草ひかりになびく花ならなくに
24
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まぽりん
そと唇を触れなばとけむ薄絹のなかに秘めたる白きやは肌
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吉野 鮎
圓錐の白き花鞠をもたげを絹雨ぬらす婚の日の朝
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へし切
かきくらし雨の降りたる吾が身かなこころの空の晴るるものかは
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