都詩のお気に入りの歌一覧
東大寺
咲き誇る 躑躅の群れを 如何にして その香りまで 撮り込めようか
5
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キャット・アイ
手を振りし君の笑顔と残り香を秋の夜風がさりげなく消す
6
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片井俊二
クレヨンの一つひとつに名前書く四月によぎる母の想い出
26
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紫苑
盛り上がりコップの縁に止まりいる水に自制のわななきを見つ
29
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秋日好
白風に蝶のごとくに舞い踊る薄いピンクのガウラの花弁
7
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みなま
ぴくついて戦う夢を見る猫をそおっと撫でる噛まれぬように
12
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光源氏
君が代の治まる国ぞ久しけり月の雫がみだれてもなほ
11
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車男
ナースらの責任逃れのためにのみ生かされている気のする日ごと
13
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車男
二合炊き五万円なる炊飯器の広告メールに老い母想う
14
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西村 由佳里
絵のように映画のように思い出す君に渡した便箋の色
7
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栞
姪っ子にもらったどんぐり転がして遊ぶ仔猫と暮らすしあわせ
10
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詠みふみ
笑みし時 君の瞳が描く弧を 我の心に永遠に刻もう
23
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あかる
オーディオのBGMをオフにして雨の音きく君が来るまで
6
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車男
ささやかな小遣い稼ぎの術を得て必要なもの買えるこのごろ
10
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車男
秋の蚊の死に物狂いのしつこさに恐れをなして施設に戻る
12
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キャット・アイ
入院の妻が残せし静寂に晩酌進まず猫と語らう
11
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キャット・アイ
灼熱を喜び生きしくまぜみの骸しずかに秋の気配す
3
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キャット・アイ
予後の身を我が家で過ごす安堵感ミシンの下で猫も欠伸す
5
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キャット・アイ
患者証黙して着けし看護師が笑顔で外す退院の日は
7
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キャット・アイ
ふる里も異郷となりぬ懐旧に応える人はみな夢の中
5
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