まぽりんのお気に入りの歌一覧
まゆき
ドクダミと祖母が言うとき魔女がいてアロエと言うとき良い魔女になる
5
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まゆき
爆弾をレモンの中に埋め込んで投げ合っているような教室
4
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風船人
根菜の煮物と馬刺し酒肴とし一夜帰省の娘と語る
9
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風船人
ご近所のお裾分けなる絹さやを天麩羅にして今日の夕餉に
10
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風船人
徘徊の利用者さんに寄り添いて部屋へと歩む午前二時半
3
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横井 信
積み上げたプラスチックの夢と罪 海の彼方で今日もただよう
10
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うすべに
振り向けば去りゆく人の魂かとも 闇をうるおす蛍ただよう
12
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可不可
紙の頁めくる音が生き残る水槽みたいな図書館の午後
10
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ななかまど
庄内の雪のねむりを覚まされて我が家の畑にだだちゃ豆発つ
6
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滝川昌之
歩道にて駐車違反の蝸牛レッカー移動で紫陽花の葉へ
21
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コタロー
夕風の素肌を撫でる風呂上がりベッドに寢れば短歌の浮かぶ
10
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コタロー
喉元をつるりと滑る心太黒蜜甘し麥茶一杯
9
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コタロー
雜草が絡んでをりぬ金網を雀がピョンと跳んでは潛る
8
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詠み人知らず
庭園の小雨に菖蒲の花しづか木道ゆるりと相合の傘かげ
11
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西村 由佳里
菓子パンを四つ並べて待っているペダル踏み込み帰る我が子を
6
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逆光にゃんこ
雨止みて枇杷の實搖らす重き風 遠雷響く空は鈍色
8
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コタロー
物干しが賑やかなりし梅雨晴間鳥の囀りリズムを刻む
9
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舞
ともに泣きともに笑いつ老いてゆく小さきこの家で妻と静かに
11
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KEN
喉を燒く 酒を舐めつつ つくよみの 呟きをきく 梅雨晴れの夜
10
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横井 信
若苗に涼しい風も水無月のひかりを浴びて波うつみどり
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