滝川昌之のお気に入りの歌一覧
凌霄花
常ならぬことが常なりて二年の余マスク貼り付け間隔あけて
10
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ハーコット
民宿の媼の味の恋しさに掌を臭くしてキュウリぬか漬け
6
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横井 信
梅雨寒の雨で小さく閉じこもる夏を待ってる白い草花
13
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KEN
まよふとも 衣眩しき 山法師 泥土に汚るる この裾もがな
12
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うすべに
不安げな木々のざわめきよそに見て 髪もしなやか青柳おどる
9
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さいおん
物念而 不寐朝 零雨 吾戀背子 布礼者吾与尓
5
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詠み人知らず
赤に散る 咲いて目を引く 色々の 花弁雨落ち 水を弾いて
9
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ななかまど
大きなる種のあるのが枇杷の実ぞ努努するな品種改良
11
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詠み人知らず
ピエロには 開かぬ扉 現さず 懸命におどけ 人を癒して
4
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詠み人知らず
水の音に 梅雨の泣き虫 呟やきて 紫陽花見れず 傘を見つめる
9
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恣翁
ぼやけぬる家並みを駆くる女の脛に 上がれる跳ねぞ 滲み見えける
10
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へし切
意に添わぬ ことを為さねば嫌われる 為せば為したでこころが痛む
12
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時計台
やはらかに緑をまとふ花水木 その立ち姿 樣々にあり
8
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び わ
並木道緑豊かな銀杏の木一枚の葉も大事に抱き
4
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茂作
紫陽花の色を迷ひて梅雨深し 赤にうつるや青にうつるや
21
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横井 信
歩きつつ汗をぬぐったハンカチをそっと広げて捕まえる夏
14
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詠み人知らず
夢うつつ 半端な道に それぬよう 吊り橋かける 君の強さよ
5
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可不可
ヱッシェンバッハ指揮する マーラーのアダージェット 今さら乍ら ベニスに死す
3
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うすべに
こもれ陽に手のひら揺らすこしあぶら 手折れば春のときめきもどる
7
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只野ハル
プランターの初めての茄子ひとつ焼く缶ビールまだ半分残る
6
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