まるたまるのお気に入りの歌一覧
氷魚
集めても虚ろな影が揺れるだけ部屋に散らばる君の断片
9
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四季野 遊
膝までも届かぬ草の背伸びして紅き蕾みを今日ほころばす
11
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浅草大将
弄ればしめす値やいかばかり君が秘めたるホットスポット
10
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ほたる
浮世絵の雨はシクシク広重の息を密かに閉じ込めている
11
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芳立
避れば得ず照れるにあつき日のもとのやまとうたなる夏を知るかな
5
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浅草大将
つつじ咲く巌根にとほき色あればみどり夏なる沖つしま山
12
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狭霧
絹鳴りもしるき献上博多帯をきりりと締めて姿見に笑む
6
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狭霧
術もなきこの徒然をいかにせん夏の霖にあきはてにけり
8
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さめ
青空に残った標を手で囲む世界は不連続な線だ
3
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でくのぼう
風歩む疊目に添ふ涼しさにきみのうたた寢つつみて暮らし
5
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詠み人知らず
この地上空のほとりと云うべきか呑み込めるほど近く大空
4
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ケンイチ
花はまた薫りを残し遠山へ逸れ往きたり空此処に果つ
6
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詠み人知らず
田水入り地へそびえゆく鉄塔の果てに潜める異次元の我
11
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芳立
青嵐ぬきたつ鈍の塔ひとつ田のさかづきに呑みほさむとす
9
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紫苑
叫びなと呑み込める吾を責むるかに切り取られたる夏空のあを
11
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芳立
寝ねがてに香こそはやけれあやめぐさあやなき恋に酔ひもするかな
6
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三沢左右
ペアリングの丸く虚ろな8号は抜かれてしまった指の約束
11
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狭霧
吾を置きて先に彼岸へゆくなかれかかる勝手は許し難きぞ
10
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浅草大将
日のもとにひかる緑を愛づるとき陰なる幹の色を誰ぞ知る
17
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ケンイチ
月を待つ夕の水面に言の葉を浮かべてみれば君が恋しき
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