詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
降りしきる雨に若葉はつややかに日がな一日ながめて暮らす
25
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ことぶき
主なき書物の並ぶ軒先に 褪せた看板読めぬ古書店
12
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ことぶき
はからずも一人の時間ができた時 だらりとソファへ寝転ぶ贅沢
8
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滝川昌之
名も知らず十数年も顔馴染み同じ車両の戦友が消え
24
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灰色猫
浮かんでは消える言葉が降りそそぐ未完の歌は未完のままで
31
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萱斎院
さくら花 色はにほへどはかなしと 淡きくれなゐ濡らす春雨
11
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聴雨
炉を閉じて松風かをる日をむかふ風炉設えて単衣の支度
7
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深谷真雪
一人だけ残され歩く足どりの心細さを 風よ煽るな
9
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藍子
青柳のそよぐ姿の静けさに喜怒哀楽も隠してみたし
16
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KEN
なずな摘む乙女の髮はさらさらと風に淺香の今日の午後かな
16
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幸子
高みにて剪定されし欅の枝風に抱かれ目眩く落つ
16
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リクシアナ
騒夜あけ音色澄む街有線の誰ぞ選りしかリュートの調べ
18
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リクシアナ
春の霜とけて蒼空映す田に白鳥群れて落ち穂ついばむ
23
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恣翁
摘みてけむ蓮華の束の 陽炎に 置かれて 幽かに揺るる道祖神
17
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舞
追憶の流れを掬うひと雫消え落つひと間疼く君の名
8
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秋日好
ヴィオロンの音さえ逆撫でする夜は何かに熱中しないと危ない
17
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聴雨
語るなくかざることなき花々の千種のいろに教へ隠して
12
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詠み人知らず
貧しくも明るく豪放なる性質に人の集へば楽しかるらむ
10
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KEN
時惜しみ殘る櫻の一厘を雫に返す雨の思ひは
16
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淑乃さと鹿
フランクに かつ唐突に 告げられた 友の余命に ただ座りこむ
10
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