都詩のお気に入りの歌一覧
みなま
丸一年話し合い手となりしひと母となる日を恥じらいて告ぐ
22
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灰色猫
漆黒に 光るカラスの 羽根ペンで 色鮮やかな 童話を綴る
15
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木蓮
発病後 体が覚えたこの距離も 今日が最後の通院の道
6
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紹益
護憲派が またもや一人 鬼籍入り ダメなものでも 許される世に
15
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みなま
冷えますね秋の紅茶を淹れましょうミルクもいれて キンモクセイも
10
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ぁゃ
憧れて広い世界に飛び出すも途方にくれる私はひとり
7
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詠み人知らず
モナリザの 微笑みを観て 名画だと 思えぬ我は 仏頂面で
3
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詠み人知らず
理科室の隅を陣取るスケルトン ふと思う死は 意外と近い
9
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詠み人知らず
学食のおばちゃんデカい尻と胸 その充実に お腹いっぱい
8
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そら
襲い来るありとあらゆる天災に負けず耐え抜きこの国は在る
6
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松本直哉
ゆで栗のひとつひとつに刃をあててむいてゆく午後無心にかへる
5
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栞
さんざめく金曜の街に降り立てばますます募る胸の粟立ち
4
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新月
あの日から 三年経ったと 言うけれど時間じゃないよ 心の傷は
6
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詠み人知らず
病室に 幼子連れた 面会は お遊戯会の 演技のお披露目
6
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詠み人知らず
血の河をわたるがごとく蝶が舞う何処につづく曼珠紗華の赤
18
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あかる
音のない書庫に眠りし古書の山秘める恋歌を挟んでみようか
5
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紫苑
かたはらに猫ねむりゐる秋ひと日とほき滄海のことづてを読む
19
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羽
春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ
34
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羽
公式は忘れたけれど黒板に響くチョークの音はやさしい
15
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紫苑
あたらしき稔りにほほを寄するときそを造りたる手を思ひけり
17
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