桜田 武のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
刃たる虫取り網をかわしては鬼滅と追う子を撒くオニヤンマ
10
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葛城
詠み慣れぬ佛足石歌を諦めて長歌に苦しみ短歌に戻りぬ
9
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ななかまど
詠うとは心の揺れる小さきことあさがお滑るひとつぶの雨
9
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滝川昌之
なきそうな 梅雨残る空 浅き蝉 どちら鳴かすも 雲行きしだい
11
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横井 信
蝉の聲背にして歩く通勤の陽射しにとける昨日のやる気
11
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灰色猫
七夕を迎えるたびに亡き父の命日来たる仏花を結ぶ
11
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灰色猫
亡き父へ供えるスーパードライ買う父が愛した瓶入りを買う
12
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へし切
歓迎も輝きさえも薄れゆく聖なる灯り五輪の暗闇
19
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へし切
さびしさは人のこころに巣食うものひとり侘びては枯淡を味わう
15
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ななかまど
ひとり来てあれこれ思う珈琲の香りのなかを豆を擦る音
10
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ななかまど
青ばたの豆腐を買いて良しとせん一人留守居の今夜の肴
11
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滝川昌之
自転車を押す俺に歩を合わせては並ぶ歩みが嬉し気な妻
15
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滝川昌之
一吹きでヒマワリ畑にかしましい娘らごとき夏風を聴く
16
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横井 信
蹴飛ばした布団の中で聞いている名前を知らぬ鳥の鳴き声
10
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滝川昌之
十九年命日いつも湿っぽい梅雨に逝っては泣かせる母よ
17
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音弥
新株に子供も斃れるコロナ禍のニッポン五輪に突入します
14
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コーヤ
太陽に 目覚めし花は マツバギク庭に広がる 満開の笑み
6
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へし切
さあ五輪 飲めや歌えや盛り上げて 自粛を言うはまた同じ口
13
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へし切
人間に在りて七十有余年 こころにあるは君がことかな
12
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ななかまど
サロベツの地平を染めて咲く音のエゾカンゾウの夏を呼ぶこえ
14
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