詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
春雨に濡れしばかりに 街の灯は 水に沈める花芽と見ゆらむ
17
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只野ハル
気が付けば花は終わりて葉桜にいずれも見れず春に母逝く
11
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inosann
「空しい」に「何故、空しい」と尋ねれば「無欲に生きよ」と吾が背を押しぬ
16
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滝川昌之
山肌の緑の色見本それぞれの木の異なる若草色
20
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ななかまど
赦されて天まで昇る鳥ならむ追うてみたき雲雀の後を
8
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青き銀椀
降りわけてこまやかなれば春雨の外へも易しく出かけるものを
17
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詠み人知らず
山笑うあとに控えて山かおる緑濃淡更衣の季節
12
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詠み人知らず
行く春や池面のきらの眩しくて過ぎ去らうとする春まだたけなは
9
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煩悩
身長を尋ねるように収入を聞かないでくれ料理は上手
8
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藤久崇
和光に 若立つ瑞葉は みどりこの み手の如くに 世へと伸びゆく
14
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桜田 武
先の苦労予見する娘の共稼ぎ孫の写真見るつど幸祈る
8
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夕夏
さみどりのもみじやけやきふじのはのはるさめけぶるあさのしずけさ
12
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KEN
弓月に 霞櫻の 白の影 まぶたに溜まる 泪のやうに
17
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千映
愛したり愛されたりの人生で棺の中も華やかになる
11
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千映
パンプスも履けぬこの足もう少し頑張ってねと湯舟でさする
7
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横井 信
力尽き小鳥は眠る校庭にオニノゲシ咲く葉桜の下
12
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青き銀椀
甲高き春鳥の声身ひとつに沁むるかぎりの花なれ歌なれ
12
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へし切
佐保風はいたくな吹きそ藤波の今は春べと咲き匂ふかな
24
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灰色猫
染まりゆく花の筏の幽さや冥府へ誘う水のあやかし
25
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詠み人知らず
アイロンをかけて滑らか見た目こそ大事と思う折り目正しく
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