詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
給水のランプが点いて停止する加湿器を見る老いの早朝
20
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千映
ガス風呂の不機嫌知るも時々はお利巧になる誰かと同じ
8
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新座の迷い人
次男坊 優しく母の 頭なで 意識不明に 声掛け悲し
11
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桜枝巧
何もかも悟ったような顔をして薄荷の飴を舐めたい日もある
8
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灰色猫
それぞれの心の闇にそれぞれの一等星が息づいてます
16
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朔夜
その中に人の抜け殻粛々とエスカレーターに運ばれる列
6
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夕夏
ストレスとすいみんぶそくかいしょうができるかだんでさくはあだばな
4
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恣翁
道場に 雑巾掛けせし跡 直に 霜と残れる寒稽古かな
22
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なかはらやすひこ
青空に近づきたくて背伸びした僕たちにきっと正解はない
5
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なかはらやすひこ
ゴンドラに月の光りの満つるとき地球よまわれ銀河もまわれ
7
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なかはらやすひこ
図書館のアポリネールの詩集には君の叫びし落書きのあり
7
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なかはらやすひこ
君のいる螺旋階段でゆふぐれを眺めていたり加速する夏
6
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横井 信
南へと 赤い機関車 走りゆく 夏を夢見る 貨物を引いて
9
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石川順一
家を出て直ぐに消防サイレンが遠くの方で鳴り渡り行く
10
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芳立
雪あかり眠ることさへゆるされず世界すべてが死に絶えてゆく
7
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舞
冬の日に咲く花よりも美しき君であったと追憶のなか
9
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新座の迷い人
様子見に 声をかけども 我妻よ 反応がなく ハンカチ濡らす
8
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Chico
一發の銃聲のごと うちあけたあとの空白 マツモトキヨシ
22
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秋日好
堂々と童貞だよと話してた同僚が夢に出てきて 嗚呼
9
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秋日好
百首もの短歌でできた話ありプロットの中浮かぶ歌あり
11
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