都詩のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
鉄のまち小倉の空が赤茶けて 景気の波が寄せ来るを待つ
10
もっと見る
あんこ
地下鉄の閉まったドアの向こう側私の恋だけ取り残されて
11
もっと見る
紫草
陽の影は軸をずらして差し込んできみとの距離をはかれなくなる
21
もっと見る
紫苑
しろたへの真砂の山路はあはあはと風に揺れつつコスモスの咲く
12
もっと見る
葵の助
聞き飽きた彼の持論が指先で膝に描かせる今日はうずまき
4
もっと見る
みなま
前の夜のケンカのままにコスモスの原にあなたと子を抱きてをり
6
もっと見る
ミムメモ!
助手席に夜の空気を吸いながらいつか来るべき死のこと想う
4
もっと見る
松本直哉
黒姫のやまのもみぢのてりはえて野尻のうみぞくれなゐに染む
4
もっと見る
詠み人知らず
深海にたった独りで膝かかえ座っているよな孤独に浸る
13
もっと見る
松本直哉
すきとほる琥珀のいろにかがやきて冬瓜とろり煮くづれにけり
5
もっと見る
松本直哉
オルゴールなりやみしのちのしづもりに吾子の寝息をたしかめてをり
6
もっと見る
木蓮
思春期の娘と会話増やしたく慣れぬLINEに苦戦している
6
もっと見る
秋日好
我が内に燻ぶる小さな灯火は時に広がり身体を燃やす
18
もっと見る
紹益
そこかしこ 金木犀の 香が満ちて 苦行へ向かう 心なごます
17
もっと見る
デラモルテ
株分けしモネの睡蓮地に根附き畫布を彩る倉敷の街
53
もっと見る
松本直哉
稲刈りのあとにたきびのにほひして信貴の連山秋さびにけり
7
もっと見る
みつむし
夏仕舞い風船葛の種を採りハート模様をやさしく握る
5
もっと見る
美津村
水平線に朝の日を受け垂直に飛行機雲はたちあがりくる
8
もっと見る
美津村
緑色になりて満ちくる長良川河口の中州盛り上がり見ゆ
7
もっと見る
紹益
また一つ 慣れ親しんだ 店消えて 足遠ざかる ふる里の街
17
もっと見る
[1]
<<
44
|
45
|
46
|
47
|
48
|
49
|
50
|
51
|
52
|
53
|
54
>>
[65]