吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
怒れども 人様傷めたくあらず 扉は静かに締めまほし
19
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inosann
梅雨の晴れ間一艘の漁船岸沿いに波を切り裂き航跡たて行く
22
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中野美雄
しののめの空よ きみと見あげし初夏の 古き澁谷のガードのかなたに
8
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関山里桜
思い出が靄に抱かれ愛おしく見ゆる日差しの白き夏の午後
10
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あゆか
山ウドは風にしなって背を伸ばす切ってもすぐに新芽をつくる
14
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灰色猫
鬼百合と黒揚羽とが出会うとき燃ゆる逢瀬の地獄はひらく
19
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灰色猫
苔を食む鮎はきらりと閃いて猛き歯型を岩に刻みし
28
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KEN
峰超えの霧に迷へば石楠花の霞みし紅に心も迷い
6
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KEN
庭先にカミツレ咲けど朽ちかけの萱葺き宿は人影も絶え
8
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さへき さうじん
伊邪那美は多くを黄泉へいざなふに 伊邪那岐の産屋 数間に合はず
8
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詠み人知らず
この熱に支配されゆく喜びは 隠せもせずに薔薇に染まる
15
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詠み人知らず
大空に 真日のかけたる紗の帳 七の縫ひとり淡き 玉橋
12
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灰色猫
立つ虹の根っこを求め旅をする封じ込むため壺を背負って
23
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千映
大輪のもうすぐ咲くや百合の花美に比例する恐怖の花粉
10
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中野美雄
御社の守りの椨 蓁蓁と茂りけるかも皐月すぎゆく
7
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まあさ
これからは 亡母が知らない 日々を生く いけるとこまで ゆっくり歩く
26
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あゆか
光浴びブルーベリーは花盛り今年はジャムに挑戦しよう
15
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あゆか
闘争も沈めていつか八ッ場ダム祖母と観光していいですか
10
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コーヤ
咲く百合の香りの中に佇めば疲れた体癒されていく
20
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石川順一
長い事食器は水に浸されずテーブルにある夏の夜かな
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