御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
恣翁
積まれたる白菜 朝の陽を浴びて 目の覚むるまで 実にみづみづし
14
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横井 信
野辺を焼く冬の支度の田園をそっと見おろす霜月の月
9
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へし切
南天の紅き実のなる 晩秋の庭を眺めて ふと神頼み
10
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舞
西蔵の神坐す山に咲く花を愛でに行きたく秋の大空
9
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KEN
小夜深み 路の落ち葉の 乾ぶ聲 認め迷ひ 詠む玉章の
11
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さいおん
吾屋戸 物見陰 傾乎 見而今宵毛 晴跡曾知
4
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なりあきら
一夜過ぎ いつもと同じ 満月が いつものように 秋の夜照らす
5
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舞
恋文は 届くことなく あてもなき枯れ葉いち葉北風に舞う
8
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横井 信
痛む足引きずりながら聞いている駅を出て行く列車の響き
14
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萱斎院
ひとかたへ風のよせつる葉をみれば こころづくしの冬ぞきにける
9
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ななかまど
人の目を集め恥ずかし名月や西の宇宙にて今朝はため息
12
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へし切
年賀状そろそろ準備 友は減り などか淋しき霜月の頃
11
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灰色猫
ほら月が赤くなったと君の声まぼろしだけど聞きたかったな
6
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蔓葵
今日見ればもみぢうつろふ久方の月のかつらも秋ふけにけり
15
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KEN
ひとつきを ひとよにみせて かけみつる こよいつくよみ ひとようつさむ
11
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波端
大道を外れ野を分けゆく脛に盜人萩の實を賜りて
10
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茂作
秋の陽を挾んで閉ぢるヴェルレーヌ 落ち葉の詩を口づさんでみる
12
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奥月汀
たそかれもかはたれときも易々と薄くらやみに融けてゆく我
8
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舞
屯田の兵や家族の一世紀同じ木枯らしビルの谷間に
9
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茂作
枯れかかる紫蘇の葉末にしじみ蝶 秋の終はりも陽は柔らかき
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