月虹のお気に入りの歌一覧
夏恋
ああ嫌だスマホ更新するたびに世に取り残された我にダメージ
7
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灰色猫
コンビニで憤怒している肉まんが激しく冬を主張している
21
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芳立
ぬばたまの夢は迷ひとおぼえつつ現も見えぬ雨の春分け
6
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滝川昌之
伯母の手を引けば力んで一歩ずつ霙の混じる春の墓参は
23
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へし切
うすらかに春の彼岸にはだれ雪なごりに降りつむ妹が奥つ城
23
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横井 信
先走る 春を留めて 降る雨は 傘で奏でる 冷たい音色
13
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水月
あわれなる嫉妬に狂う情念花はかりて愚か独り朽ちゆく
9
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横井 信
柔らかく 大地を叩き 春を告ぐ 雨は烟らす 働く街を
15
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夢士
散歩路桜一分の咲き始め今日一日の元気貰ひぬ
10
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へし切
面影をかさねて見れば野の花はそばにいるよと春風にゆれ
21
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滝川昌之
名所とは呼べないただの河原でも生まれた町の花が気になる
23
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詠み人知らず
水を張り落ちた桜のふさ五つ浮かべる盆は春ひらく鏡
12
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石川順一
右ひざが痛む月曜風呂上がりミセイや存の朗読を聞く
12
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千映
右膝が恋人となり一カ月どうしてほしいか返事待ってる
7
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舞
み冬なる季節耐えてこそ美しく花は咲き散る見るひともまた
5
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更紗
これよりは春本番と色を増し春わけの日に咲くを待つ花
7
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河のほとり
花よりも夢路はかなきうたた寝の醒めて君亡き春の夕暮れ
20
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詠み人知らず
切なさが溶け出しそうで目を瞑る 灰白色の淡つかな空に
13
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詠み人知らず
古語の山 昏きに未だ足掻けるも 月をかこちて道すすみゆく
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葱りんと
サツエキの白のオブジェで待ち合わせ 若きボウヤを 着飾り遊ぶ
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