紫草のお気に入りの歌一覧
灰色猫
新しき蜘蛛の巣の糸はらいつつ朝刊取りゆくジャングルの庭
17
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灰色猫
液体を漏らさぬ皮膚があることでときどき僕ら海に焦がれる
18
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秋日好
空腹で死にそうだったと言いながら食べてもらえぬ私のポトフ
21
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千葉 甫
更けてゆく夜の路傍にある影の一つ動いて黒猫となる
13
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詠み人知らず
きらきらを湛えた川の土手にあり 草を背中に 眠ったようだ
25
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詠み人知らず
人間を好きになれそぅなホロ酔いで 止まらないから 酒はオシャレだ
15
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工藤吉生
ながいながいエスカレーターに運ばれて死んだ直後のような気持ちだ
6
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詠み人知らず
父母がいて僕もいたこと過去となり 未来へ続く そういうルール
22
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詠み人知らず
川重のバイクを鳴らす革ジャンの 老いた主張が 黙殺される
21
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詠み人知らず
新緑に小雨の落ちて潤えば 軒下の雛 お腹が空いた
21
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詠み人知らず
その問いは正に悪魔の証明だ 愛し恋しの 所有権など
19
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恣翁
試みに あればや撃たむ 「発射す」と 核で惑はす新羅 苦の今
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ヒラヤノリコ
自分自身わからないのが自分自身蜘蛛の糸でもキラリと光れ
7
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石川順一
ストロンガー三話ほど見て悟り行く仮面ライダーシリーズ長し
11
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灰色猫
新玉のねぎのサラダが美味しくて淡路島へと会釈をかえす
22
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みやこうまし
水槽のいわしの群れの固まりて 泳ぐ姿に衆愚を見たり
12
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詠み人知らず
もうここに きみの匂いはしないけど 返せず ときおり抱きしむパジャマ
19
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inosann
約束の妻と交わした内容を思い出せずに「かま」をかけてる
22
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安井シンゴ
空白の手帳の頁と見紛えるわが古里のバス時刻表
21
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工藤吉生
ワー・キャーと青信号の点滅を走って消えた声のかたまり
6
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