吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
朝顔に水を与える少女からたくさん夏がこぼれています
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舞
髪あげし襟足清し乙女子に蝉鳴き初める7月の朝
10
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灰色猫
きっちりと磨いておくよ死ぬ日まで君との旅路に揃えた靴は
12
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灰色猫
本来は無限であった僕たちは言葉の檻に囚われている
18
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リクシアナ
露草がつま先染める夏の朝ゆうべの月と紗衣を羽織る
24
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千映
友の肩外国人の乳房乗る祇園祭りの思い出ひとコマ
10
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中野美雄
生も死もわがよに結ぶ露の色と知れども直に涙は流る
10
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灰色猫
まだ死ねず血の赤をみる染まりゆく手首を切った湯船のなかで
15
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灰色猫
その碧の輝く石を透かしみる胸苦しいほど海に焦がれて
20
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灰色猫
ひこばえの萌ゆる若葉の黄緑に脈々巡る生命をみる
24
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inosann
両の手がふさがる吾への「持てますか?」に「モテます?」と返すスーパーを出て
23
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へし切
世の中に浜の真砂は尽きるとも金と政治のねたは尽きまじ
23
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滝川昌之
夏空の青より深く足元に小さく咲いたツユクサの蒼
28
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まあさ
図らずも 昨夜届いた 朗報を もう一度ギュッと 抱きしめる朝
21
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あゆか
去年より甘く大きい実がなったブルーベリーを昇進させる
14
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恣翁
針の束の 辺りを カチカチ鳴らすがに降り注ぎける 陽の光かな
17
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ながさき
行く先の 見えないバスに 乗っている 我等は何処を 目指し行くのか?
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石川順一
地下鉄で腹にバッグを食らいたり首の真ん中十字架の黒
18
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灰色猫
押入れの闇に篭った少年はいつしか闇を戦くように
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灰色猫
やまとうた山河が零る短冊に文字は色づく四季折々に
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