芳立のお気に入りの歌一覧
浅草大将
噛み締めて蜜より甘きあぢ群の通ふ想ひをいかで消すべき
5
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紫苑
侘助の花首闇にほつほつと白く沈める冬の葬列
8
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浅草大将
家路にて思ひはたどる三叉路の我が行かざりし学者への道
6
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浅草大将
突き刺さるこころに重き鉛弾あまたの燃ゆる恋にも溶けず
12
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山桃
如月の野辺の目覚めのゆるらかに人のみ騒ぎてはや死に急ぐ
6
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まるたまる
オルガンの音聞こえたらうわの空ごめんね君のせいじゃ無いんだ
8
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まるたまる
灰色の空灰色の海岸の道函館は吾の悲しみ
5
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悠々
逢えばすぐ無花果の葉を外しちゃうきみは林檎を食べなかったね
7
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たんぽぽすずめ。
冬に春風混じり合ひ戸惑いの別れぽつぽつかしこに灯る
8
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光源氏
いまはただ桂のごとき君を見る世に知られざるやつれの身とて
7
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光源氏
いかばかり末世のみこはゆるゆると波間の花を愛でまどひけるか
6
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紫苑
影をうつ機影とどろく爆音に羊歯のかぼそき髭根はふるえ
8
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山桃
景季の箙に挿したる白梅も戦陣駆けば紅の濃き
7
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光源氏
限りある命につもる花なれや散りゆくさまにふるふ思ひは
11
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奥山敬太
柔らかな土の背中に抱きついて「僕はここだよ」うん、わかってる
3
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浅草大将
踏み分けてこしの奥山春遠くゆきにただ見の梅だにもなし
9
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山桃
天の原ふりさけ見れば仲麻呂の視線をかへす春の照月
3
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山桃
遠近に咲きて知り初む山桜以仁王に応へる白旗
2
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山桃
しづやしづ靜の生みし子は今も由比ヶ浜辺の水に座すや
6
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山桃
ボート漕ぐ人つと立ちてよろめきぬ水手射る源氏壇ノ浦合戦
3
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