詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
月虹
液晶に吸い込まれそうな子供たち世界はそんなに狭くはないよ
65
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へし切
風はまだ頬に冷たい春なかばこころ浮かるる菜の花のいろ
33
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リクシアナ
花びらはシフォンの緩さ部屋咲きの桜に触れて優しさを知り
22
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麻
やみ深き淵に沈める心にもあまねく照るや春の陽射しは
31
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赤俊雄
二輪車のバックミラーが掠め取る梅雨のやすみの天の切れ端
22
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舞
若菜摘み野ゆき山ゆき早春の生でる命を食む夕べかな
23
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詠み人知らず
ああ嬉し なんだか楽し そんな日が たまにあるから 生きていられる
32
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秋日好
春告げる卵、花束、若葉枝、腕に抱えて空を翔けよう
15
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詠み人知らず
高慢で礼を失して自信家で 宇宙の芯は 君なのだよね
18
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恣翁
花片の 微醺の頬に翳すがに 女の和毛淡く薫りぬ
23
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夢士
迎へ火の煙たなびき西空へおがら炊く手に蝶の舞ひをり
24
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詠み人知らず
先人は住めば都というけれど 古里の川に 優るものなし
25
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本能寺
病んだとて 生きてみようか もう少し かたいつぼみが 花と咲くまで
22
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麻
舞ひ果てて喉を氷みづに潤せばなほも涼しき春の夕風
24
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リクシアナ
畳紙に残り香添えて偲ぶ春いつに着るなく眺む塩瀬の
23
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リクシアナ
衣擦れを闇にひそめて潜る御簾 恋の名残と淡き鹿の子を
16
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恣翁
蒲公英を 瀬音の打ちて 幾重なる花弁に 動く陽の光かな
31
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たけくらべ
春宵の千鳥ヶ淵に桜咲き月を背にして揺るる花影
23
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麻
霞みたつ杜に宿りし百千鳥うた声のみぞ澄み渡りける
23
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恣翁
春に酔ふ雛の面に 薄暗き 真昼の影の映りたるかな
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