KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
泥棒はカリオストロの塔に咲く若い野薔薇を手折らずにゆく
23
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吉野 鮎
秋の陽のぬくみの中を三歳のをみなご踏みゆく玉砂利の音
18
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吉野 鮎
くちびるに紅微とのせ三歳のをみなごややに身硬く座す
17
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ひよこ豆
川風にススキ仲良く一斉におなじとこ見て身体を揺らす
18
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恣翁
熟れし実を 鴉啄み 残しつる 上枝の柿の爛れたるかな
21
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吉野 鮎
雲裂きて天使の梯子降りきたり お渡りめされよ ひかりの皇女
14
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吉野 鮎
交はりつ喰まるはさだめ蟷螂の複眼映す空のみづいろ
14
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道九
山の麓菊咲く秋が訪れて野辺に星光る夕月夜かな
6
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幸子
新聞と画集を行きつ戻りつし世界をこの手に握る土曜日
20
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幸子
折々の選択の悔い それすらもどこか心に馴染む夕暮れ
24
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詠み人知らず
江戸の花火事と喧嘩と勇み肌惚れちゃいけねぇ一番纏
14
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秋日好
目を瞑り脳波の悲鳴を聴いている連呼されれば身体捕られる
13
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秋日好
不老不死よりも友垣戻るなら菊の苦みも甘露となろうに
13
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秋日好
スパイクと呼ばれる脳波の亢進は効果音付き 暗がりの中
10
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秋日好
声楽のセンセは歌の唄えない子どもの気持ちが欠片も見えず
12
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秋日好
陰干しの河豚の風味が口にする幸せ似合わぬ証のように
17
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石川順一
夜の雨朝には止みて鳩が鳴く土やヴェランダ乾き始める
15
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もみじ☆彡
風に揺れ 心も揺らす 薄紅は なほ嫋々と 舞う秋明菊
18
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滝川昌之
ギャンブルの嫌いな妻が予報士に一か八かで挑む外干し
28
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へし切
秋暮れてうらさびしきは独り寝のわび住む宿の葛の裏風
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