詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
雪残る青い夜明けにキタキツネ急ぐ稜線日の出ぬ前に
21
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麻
ちよ紙にれんげの花をさし染めて折り折り祈るつつがなき世を
15
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リクシアナ
日の長さ暦に思う斎膳の見上げる窓に黄泉からの雪
13
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たけくらべ
衣擦れに縁のあるやなしやさへ今は昔ともろびとの言ふ
10
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紗紋
帰ったよ 並んでご飯 布団敷き 中に入れてと ニャーと鳴く君
7
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紗紋
曇り空雨のあしおと耳澄まし街を彩る傘の花々
23
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神田央子
山河越え海越え來たるつばくろに納屋の入口開け放ちをり
5
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恣翁
春の海に高殿揺れて 蛤の 竜宮の夢 海市となりけむ
24
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リクシアナ
春の窓ほのかに明ける朧さを部屋に招いて茶の友にする
26
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リクシアナ
百年の樹齢を満たす爛漫も芽吹き初む季 萌え色ひとつ
18
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有賀亭小太
抜けるより白くなれよとちはやぶる髪だのみせし秋の夕暮
4
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有賀亭小太
玄関でパズルができる靴の山貝でありせばおかしからまし
5
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たけくらべ
醍醐寺の枝垂れ桜のだらり枝をけふの舞妓の帯に見しかも
26
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へし切
面影の消へては浮かぶうたかたは憂き世の川の渕瀬にまどふ
23
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リクシアナ
淡色も幾重に咲けば恋の色こころに積もる桜の便り
16
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リクシアナ
夢見月 爪塗る夜更け花の鬱 小さな悔いを隠すエナメル
25
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本能寺
お別れの苦く悲しいカクテルは ジンとライムに涙数滴
23
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詠み人知らず
焼きを入れ鍛えて鉄は鋼になる 人間は鉄 容易に錆びる
27
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夢月
朝靄に恋しきひとの影を待つ戯る月の帰るを見送り
18
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松本直哉
凸レンズにひかりあつめてほむら立つ 燃えよ恋文消えよわが恋
5
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