吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
天使には羽がないのと言う母の瞳がじっと僕を見ている
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士心
寂しいと素直に告げたその日から 君にいうべき言葉を失くし
7
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コタロー
揚羽蝶二羽が絡まり舞ひ踊る戀の行方は夏空向かふ
8
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コタロー
外に出れば暑さに汗が出ると知り蝉の聲聞き栞を外す
8
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黒檀
里山にドレミの粒を撒きながら儚ながるる蝉時雨かな
8
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舞
暑き夜に目覚めて疼く本能のいまだ男の子の残る嬉しく
11
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まあさ
昨日とは 和音が違う 蝉時雨 ニューフェイス君も 頑張っている
20
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まあさ
喜びは なくていいから 新しい 悲しみのない 八月であれ
24
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inosann
いつもなら買わない「ざらめ」煎餅を二十円安に二つも買いぬ
15
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inosann
若き日の抗う気持ち忘れるな引力に逆らい生きて来たんだ
23
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安井シンゴ
濃き影の木立選びて歩み行く時雨降りおり汗流れ落つ
6
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安井シンゴ
掲示板山笠行事告げし文字太き毛筆送り仮名なし
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石川順一
カミソリの一突き湧き出す血の猛し朝の二度目の髭剃り悲し
12
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石川順一
鮭の骨あったと言っては席を立つ父と二人で夕餉を食す
19
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石川順一
メーターは替えられ母の長話カミソリの悪夢昨日で終わる
10
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ふじこ
生きる糧得るため人は如何ほどの涙を流し過ごすのでしょう
16
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灰色猫
もう二度と巡ってこない熱闘のその青春のマウンドに立つ
17
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灰色猫
死神に影を踏まれて振り返るわたしの影がわたしではない
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kingface
夏盛りはやいのちの灯遂げぬらしひぐらし有れば陰休ませし
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舞
草いきれ満てる深山の草木の慰霊の塔に蝉時雨降る
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