庭鳥のお気に入りの歌一覧
卯月
居住歴一年半のこの街のパン屋の場所を行列で知る
9
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卯月
節電も品薄も理解し得ぬ子の今日の食事を如何に作らむ
17
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まるゆ
しりとりを家族みんなでしていたら停電なんて七分くらい
4
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悠々
どこでどう間違へたやらひとの道呟ゐてまた飯をほほばる
25
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螢子
ちらし壽司ふたりで食みし日を思ふひとりで過ごす雛の夜に
12
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詠み人知らず
強風に倒れし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てる
20
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紫苑
地震に従く題に怖ぢつつ詠みすすむ我うたびとの咎を思へり
19
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卯月
死者の名の横に記さる「4ヶ月」の文字と吾が子を見比べてゐる
19
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氷魚
今日も昨日も平日平日普通の日であってほしいだけ
10
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加祢
ひな壇の五人ばやしのさながらに笛つつ太鼓を持ちて奏でり
12
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薫智
今僕は君の死角の中にいるそばにいさせてもう少しだけ
13
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詠み人知らず
箱に住むうさぎのかたちのお干菓子に金平糖の雪降り積もる
5
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詠み人知らず
寒空にちっこい温もり幸せの産着の旗がぱたぱたなびく
7
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竜胆
しほうみに飲まるるはづなり吾が父は15時3分福岡にをり
12
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狭霧
花影に薄くも曇る水鏡映さんとてや春の憂いを
15
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詠み人知らず
事もなき平穏な明日うたがはぬ午後の帰宅時地獄となりぬ
6
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光源氏
山吹の影さへ消ゆる春霞あまたさ迷ふ人を憂ひて
11
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さる
おやじだけ権威地に落ち情けなや天変地異になす術もなく
9
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半格斎
ゆき解けの瀬音さわがし陽だまりに毛並みととのへ猫柳かな
15
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只野ハル
お休みの後に添えたいひとことを思い付けずにまた明日また
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