まるたまるのお気に入りの歌一覧
芳立
ふるほどに忘れたりけり梅雨雲のはたてに碧き空の深さを
11
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芳立
雲間なる月はいざよひ衣あかき蛹の君は蝶に変態
6
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浅草大将
雲とりの心のあやをながむればいとど乱るるたてぬきの雨
20
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ケンイチ
各々は属するものへ牧水を開くことなき夏のみづうみ
7
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ほたる
降り止まぬ雨に洗われこの街も恋しき日々を思い出すらむ
7
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芳立
かりそめのキスのなごりはつれなくて花もかすかにたそかれのころ
8
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聴雨
あぢさゐの色をたづねて雨の中君のこころに染むる爪先
13
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三沢左右
騒がしいディストーションのストラトの8ビートでハシる心臓
15
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リンダ
雨粒を身体に受けてけがれなき熊野の道を友と歩みぬ
16
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falcon
翠柳の乱れてみゆる水の面にあはれあやめのさざなみと散る
15
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芳立
物思へば軒のことの葉かたりせぬひとりにふるやさみだれの声
12
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紫苑
かもめ舞ひ汽笛渡れり艶やかに薔薇咲きほこる高台の苑
10
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ほたる
新ジャガは夢みるように茹でられて塩とバターの二股かける
7
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紫苑
鬼女の爪牡丹の頸を掻き落とすそも彼は誰の花一匁
6
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葉月夏生
あこがれに届く翼を捜してる 夕空の虹追えば遠のく
8
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浅草大将
唐ころも絹の白糸つむぐ身にはれて着るべき玉裳やはある
11
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田中ましろ
手のひらは頭よりすこし小さくてあなたを撫でるためのデザイン
11
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詠み人知らず
蚕豆や小さき豆まで全て茹で小さき豆より順に味わう
4
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村木美月
降りだした雨に震えて走ってく5分逢えたら幸せだから
10
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芳立
あを梅雨にのこる躑躅のくれなゐをうつしとどむる潦かな
15
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