柊+のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
松かさは雨には閉じる天邪鬼 晴れて干される傘だけ真似て
15
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横井 信
濡れた傘ぐっとにぎって車内へと疲れた顔で乗り込むマスク
11
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葛城
摘み取りて乾し渡せども十藥の五月雨にいまだ乾ききらざり
11
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只野ハル
そしてまた今日一日が過ぎてゆく日付以外に変わるものなく
8
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滝川昌之
合唱も吹奏楽も無き世情 音楽室に澱む閑静
20
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ななかまど
潔ぎよく雲は彼方へ帰れども何か足りない今日の起き伏し
11
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へし切
さわやかな五月の空は雲隠れ心もしのに眺め暮らしつ
19
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KEN
古る時を 甦らすや 黄の菖蒲 湿る風行き 袖ふる仕草
12
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横井 信
梅雨空のつづく街角 アジサイの花にうつろう夏の足音
16
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夕夏
じゃりみちのもうみられないみずたまりうつるけしきもうつろいけりな
2
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名鈴
涙川 ゆかり辿らば あしひきの 峰にたなびく 紫の雲
7
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葛城
さみだれは降りみ降らずみ一日毎忙しく變はる猫の目の如
13
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KEN
さみだれの 拍子にしづか 籠る神 その杜の奧 御扉かたく
10
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葛城
葉を黄ばめ散り落つ朝の竹林にすくすく伸びし若竹の青
14
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夕夏
あまだれとあそびしひびとふたりしてかささしぬれたきおくもあなた
5
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横井 信
そよ風に混じることりの歌声に雨はやんだか傘を引きずる
11
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KEN
夏桜 羽根忙しく 黒のてふ 遊ぶ下枝に 我独りゐる
11
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ななかまど
年月を経て再びの筋活の五キロのアレイずしりと重し
8
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滝川昌之
雨季近し 濡れる前にと 急かすよに 枝の青梅 紅を差す頃
19
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KEN
あかつきに 女神零さむ 酒しづく 五月の露を 結ぶアイリス
10
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