螢子のお気に入りの歌一覧
みやび
あの町と 遠く離れた この町であなたと見てる 同じこの月
5
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在原紀之
数多なる寝台列車の名優も時勢の波に消えゆくかな
11
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佐々一竹
ブルースが心に沁みる歳となりネクタイはややゆるめに締める
12
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紫苑
なにかしらよからぬ兆しふふむ眼にゆふやけの邊は楂古聿いろ
14
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まるたまる
まだ誰も触れてはいない胸奥を撫でて泣かすねバリトンサックス
13
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まるたまる
ふわふわのものを抱きしめ眠りたし吾の幼児化甚だしきかな
9
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氷魚
詩才とはすこし違うし文才でもない三十一個にそろえる才能(ほしい)
13
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浅草大将
ブルースの流れのままに溺れてのあとは朧の春の夜の夢
20
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薫智
届くかな未来に向けて伸ばした手離さないようこぼれぬように
12
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沙羅
てのひらのうえに人生があると言う君が握ったわたしの未来
19
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狭霧
凍てる夜の庭に火影は漏れいでて追儺の声の高く響きぬ
14
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狭霧
乗せられて踊らされてし恵方巻き阿呆と知りつつ齧り付きおり
7
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さる
わがなかに棲む鬼ゆへに追ひ出せぬともに生きたしいついつまでも
20
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浅草大将
踏締めてゆき路のいかに遠くとも命ありせば越しの白山
16
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紫苑
来しかたにうすく涙のにじむとき汝つつむべしあはゆきの恋
17
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falcon
つまらないテレビを消して窓の外天狼三つ星子犬燦めく
8
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さる
夜もすがら契りしことも夢の中 永遠のわかれに涙さへなく
9
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キタハラ
きこえないでしょう 雪などつもらない街にもしんと悲しみは在る
26
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林ユキ
木蓮の散りしく春を引き出しに眠らせたまま雪のふるさと
17
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沙枝
もう二度と会えることなどないだろう きみのカラッと軽い「さよなら」
5
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