詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
道端に小さな花は咲いているうつむき歩く人に優しく
12
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夢士
雲間より今宵十五夜見え隠れ孫を思ひて一人酒酌む
16
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秋日好
はつかいち柑子の実なる谷奥の苫屋の嫗 君訪われなも
10
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河のほとり
人の世のにごりに染まではるかなる月はむなしき空にこそ澄め
16
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へし切
金色に月は月ごと満れども秋は月見の九月の月
26
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詠み人知らず
曼珠沙華染めて秋色朱あかと古代に巡る朱は守りびと
18
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KEN
仕置き場の觀音菩薩に紫のあけび供へて峠行く風
15
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恣翁
香を薫く 先祖の墓の花立ての 真紅の鶏頭 目に染むらしも
18
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へし切
犬蓼の赤き花穂は風にゆれ 挫けず生きよと路傍に咲けり
22
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KEN
あだたらに霧のつなみの立つ朝は歌に描けずただ吹く風を見る
15
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コタロー
赤白の彼岸花咲く小徑行く今亡き父の背中追ふごと
12
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舞
鈴虫の声を乗せ来る秋風にくれない映す曼珠沙華かな
13
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秋日好
秋雨の冷える土曜に京都へと心を飛ばす一杯のお茶
18
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秋日好
秋深み言葉に秘めた君の名は珈琲ゼリーの苦みが似合う
17
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リクシアナ
涼秋の青空のもと金色の稲田のうねりに舞う群れ雀
23
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石川順一
眼圧や緑内障や白内障父の診断結果に驚く
16
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KEN
ふぢばかま集ふ蝶たち發つ後は香りほのかに風となるかな
15
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秋日好
朝陽受けまろぶとちの実避けながら坂下りて行く秋のステップ
15
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夢士
急激な気温の低下虫の音の途絶えて外は秋雨の音
18
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へし切
やほ蓼のからしになれて年をつみ過ぐすこの世も楽しからずや
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