夏恋のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
吾も君も世界の中で息をして 不要になれば 土に埋もれる
12
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詠み人知らず
つま先が痛いを越して分からない 果してそこに あるのだろうか
16
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南美帆
生まれとか育ちが違うと拒絶され春の日差しを心待ちにす
9
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灰色猫
繋ぐ手の 温もり残る なごり雪 冷めないように ポッケに隠す
40
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詠み人知らず
連日の氷点下には慣れられぬ 薄氷のなか 落ち葉も凍り
18
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詠み人知らず
善人が善人のままで生きられる そんな日本に 僕らが戻す
23
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南美帆
いつの日か君に会えるの雪の中涙こらえる瞼が熱い
5
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南美帆
美しくありたい姿とし重ね生きる姿勢や声の優しさ
7
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詠み人知らず
乳母車 歩行器にして爺さまは 不満な顔で 席みっつ取る
12
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乙女田虎子
幼き日父は林檎の皮をむき飽かずと眺めた赤い螺旋を
12
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詠み人知らず
冬型の気圧配置の潔さ 痛い大気が 清める世界
24
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乙女田虎子
コンビニで おでん 酎ハイ パピコ買う。お箸一膳、ひとりの夜は
6
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詠み人知らず
今日がもう明日になろうというときに なんてぇことだ お腹がすいた
16
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乙女田虎子
かろうじてたもつ椿の貞操もはらりほどける君の手のなか
8
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乙女田虎子
百均のシナモン、ジンジャーたずさえて安いワインで酔える女よ
4
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恣翁
手盥の冷たき水に犇きて 寒蜆 闇にささめきつらむ
19
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リクシアナ
継ぎきれぬ家族の歴史ふと綻びて零れ落ちしか蚤の市
7
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工藤吉生
イエスに似た外人に道を訪ねられ「わかりません」と三回言った
6
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詠み人知らず
半町の小路を抜けて桜井の 君は野菜を 煮ているだろう
13
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乙女田虎子
もし明日ふたり同時に目覚めたらバオバブの芽でサラダ作ろう
4
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