横井 信のお気に入りの歌一覧
うすべに
天井のあかりがかすむ 湯船から見上げる肩を深くしずめる
10
もっと見る
つばす
カラフルな落ち葉舞い散る遊歩道 柿の実映える群青の空
2
もっと見る
空き缶
ポケットに手を突っ込んで宙を観る冬の三角黙って観てる
5
もっと見る
あゆか
遠のいた過去にお別れ 息を吸うだけで未来は近づいてくる
9
もっと見る
灰色猫
老いてなお夢を忘れぬ人々へ海賊王の麦わら帽を
8
もっと見る
灰色猫
冬なのに暖かい日に感じてる春の予感がくすぐったくて
8
もっと見る
夕夏
はんきょうといいつつじつはきょうさんをせんのうしつつつのるだんたい
1
もっと見る
滝川昌之
巣立ち後の子の茶碗など奥にあり四人家族だまだ食器棚
18
もっと見る
ななかまど
霜月の光やわらな川の面に厳しき渡り労う親子
13
もっと見る
夕桐
冴えまさる雪の円窓嚴めしき 銀の香炉に椿さす君
8
もっと見る
830
冬晴れにため息ひとつベランダで何かがチャージされるのを待つ
4
もっと見る
トウジさん
ハート型「愛の奇石」に触れたなら共に築くや石垣の如
6
もっと見る
へし切
有り余る暇と時間とを持て余し 秋の夜長を如何で楽しむ
13
もっと見る
詠み人知らず
潔く打ちて砕かれ跡形の無き身軽さでゆく新世界
10
もっと見る
夕夏
うたのわにつどうひとびとるいはともそれともむじなどうぎごなれば
2
もっと見る
舞
生きていた季節の記憶をそれぞれに刻んで落ちる枯れ葉いち葉
10
もっと見る
び わ
これなーに妻の質問小鉢さし私があげた記念の羊羹
4
もっと見る
恣翁
埃積む音だにすらむ廃屋の 湿気帯びたる甘酸き匂ひ
14
もっと見る
うすべに
陽にきらり枯れ穂の先のあさつゆに あいさつすればもう息白く
8
もっと見る
凌霄花
玄界灘に九州男児の意地掛けて血潮弾ける五尺の土俵
12
もっと見る
[1]
<<
458
|
459
|
460
|
461
|
462
|
463
|
464
|
465
|
466
|
467
|
468
>>
[2083]