吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
inosann
冷房の骨身に沁みる寒がりが一枚羽織ってスーパーへ行く
19
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秋日好
野菜くず堆肥にしている庭隅で育ったおじゃがのサラダを食べた
19
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秋日好
瑞々し水草除くたも網に絡まり残る蝶々の骸
18
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秋日好
薔薇に酔う子猿は山百合背を向けて猿飛佐助の如く過ぎ去る
19
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灰色猫
腹を切る手術の為にしばらく消えます
22
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舞
このひとの乳に生かさる日の遠く小さくなりゆ老い母の背な
14
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詠み人知らず
艶やかな真紅の薔薇に近寄れば 魅惑の香りに子猿酔ひけり
11
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詠み人知らず
夢追える郎子たちは日焼けして ほとばしる汗 青く匂へり
14
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詠み人知らず
人間が好きだ と言ひしマスク屋の 赤き目隠さぬ 謎めくグール
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中野美雄
味真野の比翼の丘の歌碑ふたつ 歌ひ交はすや万葉の恋
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中野美雄
沢胡桃の花穂の揺るるや味真野の池をふきゆく古の風に
9
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藤久崇
呉越も 同じ嘆きを 忍ぶらむ 筑紫の雲は 西の果てまで
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藍子
向日葵が真っ直ぐ太陽見詰めてるそんな娘に育てと願う
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恣翁
充たされぬ青き唇 燻りし衝動に 今 汝を抱かばや
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恣翁
白銀の月の光を 梟は 頬脹らめて 吸ひたるらむか
20
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へし切
前世より結ばれていた赤い糸 誰そ彼時に君の名を言ふ
23
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ななかまど
立秋を丘のコスモス知らぬげでもうすぐ秋よと彩雲のわく
10
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ななかまど
迎え火がほんのり灯るやさしさで父母を待つ初めての盆
61
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千映
肝油など飲む必要のない体食料難儀しないで育つ
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千映
政宗の生誕四百五十年暮しの日々に解け込む藩祖
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