恣翁のお気に入りの歌一覧
継海
整然と竝んだ黒き靴横に蓮のし掛けた仕出し重なる
4
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舞
雨雪をとってくれじゃと妹を賢治の詠う雨雪の降る
9
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詠み人知らず
慈しむ 心を片手に 抱きしめて 生まれ変わりも 夫婦でいよう
8
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ななかまど
炊き立てに自然薯あればこれまでになき幸せな一椀となる
20
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草木藍
葉の落ちた枝の向こうの薄い青ちぎれた雲に冬の訪れ
9
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痴光山
心決め古き賀状をシュレッダーに 「また飲もうよ」の 声永久に消ゆ
7
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滝川昌之
セーターの袖で擦るがおまじない甘くなったかかじる林檎は
20
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うすべに
公園の金のじゅうたんけちらして 駆けるこどもを追うつむじ風
14
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痴光山
急冷の庭隅明しつはぶきは 蒼味がかる黄に冴え冴えと佇つ
8
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だいのじ
聞き上手うがって見れば話し下手 そんな吾にも歌は優しい
6
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Hatabou
霜月の晦日間近の誕生日貴女を想い温かくなる
7
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聴雨
利き酒の猪口に蛇の目の青沈め仄と紅さす月浮かべみる
14
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横井 信
煙立つ刈田に残るひこばえのみどりの揺れる晩秋の朝
15
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ななかまど
十八と違うときめき覚えおり老眼で観る東寺の紅葉
18
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草木藍
晩秋の刈田緑にひこばえの萌えて眩しいやわらかき陽に
13
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うすべに
沈む陽の最後の一閃うけとめて もえるもみじのすきとおる紅
14
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詠み人知らず
年を取り ラストチャンスを 神頼み 言わずもがなと 頷く二人
7
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薪
ビル群の稜線なぞってすっぱりと鋏を入れる午後の寒空
6
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横井 信
夕暮れて秋の気温の急降下蕪菜を間引く畑の木陰
14
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うすべに
散り落ちる葉桜の赤におどろいて いっせいに散る小魚の群れ
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