吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
夢士
其処の秋の便りの昨日今日窓辺の草に蟋蟀の声
18
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恣翁
花の色に目移りにけりて 悪戯に 我見よがしに振るな 召す女を
18
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恣翁
赤魚を食みつや 吾子のぬたうつを 診し医家 長者の病と言いけり
15
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恣翁
あるまじき 此の夜の寿ひの面伏せを 忌まひて旅に 逢ふこともなく
14
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みろく
ビニ傘に降る初雪に電飾の光またたく 「見て、蛍籠」
5
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みろく
息切らし漫画を返しに来た彼の席が空いてた九月一日
11
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コタロー
古池を眺めてをれば翡翆が飛びて行くなり幸運兆す
6
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コタロー
暑さかな古き神社の手水場の濁りた水に鳥の羽根浮く
11
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大野 冨士子
シュワシュワがカナカナになる分岐点また暮れてゆく また歳をとる
65
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詠み人知らず
七歳を過ぎて寂しさ癒えねども母の墓前に在りし日の笑み
23
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灰色猫
かっかつと顔も呼吸も焼けており捌いた腹の傷の分だけ
22
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滝川昌之
仕事だといつも断る同窓会 今年はなんで君が誘うの!?
17
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まあさ
青草と 精霊蝗虫が 遊ぶ庭 静かにかおる はつ秋の風
21
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石川順一
風邪引けば百パーセントジュース飲むくねくね道に落葉が積もり
16
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石川順一
揚羽蝶来ても写真が撮れぬ悔い青柿落ちて幼虫死にぬ
17
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まあさ
情熱を 持ちつつ時に 立ち止まり 力まず焦らず 頂き目指す
20
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滝川昌之
キミドリに実り始めた栗の毬 畦道わきに秋が始まる
20
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滝川昌之
課題図書 コーナー消えるお盆過ぎ 気にするだけで進まぬ読書
23
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ながさき
一念は 十個の想ひに 区分され 地獄の心 仏の心へ
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大野 冨士子
盆帰りされる立場になったころ半分残るラーメンライス
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