吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
祈りとはかくも些細な音ですねこころの奥の鈴が鳴ります
26
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灰色猫
高校の野球の結果たずねれば喉をなくした老人であり
17
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灰色猫
ただ「否」の刻まれている墓碑銘に死して抗う反逆を知る
20
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灰色猫
君の名を遥か前世で探したよ何光年でも君を歌って
23
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灰色猫
息吹です口から風と言霊が零れてしまって嘘も誠も
16
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灰色猫
この恋を成就するにはその白き首をかつ切り血にて贖え
11
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灰色猫
不死鳥の焔の羽で綴りゆく恋の手紙は燃え上がりおり
21
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秋日好
半分の芝生を刈って火を吹いたマシーン前に思考停止す
19
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秋日好
見てくれもサイズも足らぬとうきびの甘さひとつで勝ったと判断
19
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恣翁
置き去りのリュックは 今しも 横這ひに 蠢かむずる蟹に似るかも
23
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詠み人知らず
甘き香の 円かで可愛ゆき密桃も 頬ずりすれば産毛ちくちく
15
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詠み人知らず
泣いたのね 話してごらん隠さずに 玉ねぎスープが卓に上れば
15
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詠み人知らず
起きもせず 寝もせで夜をあかしては 先を巡らし 時の鐘聞く
13
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舞
八月に君を偲べば真夏なるねぷた祭りの艶やかな夜
15
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大野 冨士子
感情が前後左右に揺れだして ついに僕から 抜け出したのだ
58
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恣翁
これやこの 往きも帰りも 和気溢れ迸る浦に 舫ふ佐賀関
16
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ふじこ
気がつけば会話成りたち聞き取れぬ言葉をすでに恋しく思う
16
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ながさき
過酷なる 風雨に耐へて 二千年 命をつなぎ 岩盤に立つ
31
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inosann
本当の正義は誰も知らないでその成す成果に真は問われる
24
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inosann
意味持たぬ事に専念することも大事なんだと定年後の日々
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