三沢左右のお気に入りの歌一覧
詩月恵
ひとしずく落ちた涙は秋のせいあなたのことは関係ないし
11
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ケンイチ
賑わひのあとの未来を匂はせて市街は永久なるくれなひに染む
12
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薫智
少しでも君に繋がる記憶ならなくさないよう鍵をかけてる
6
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山桃
くるほしき山の緑ややうやうにしづ影さして夏ねむるらし
8
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氷魚
心臓と私を秤にかけてみる何にもないからかるいの私
5
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恣翁
夜の静寂 破る口笛 風に乗り 空しく屋根を 越えて消えゆく
23
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そらの珊瑚
こんぺいとう優しいコトバにころがされツノいつのまにとれてまあるく
2
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そらの珊瑚
彼岸花私が忘れた約束を覚えていて下さったのですね
5
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でくのぼう
語られぬ惨禍の町の悲しみを言葉にできず秋雲の下
14
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芳立
あしびきの山や絶えむと問ひもせぬ死にぞこなひの蚊がわれを刺す
12
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みやこうまし
あぜ道の赤きしるべや万寿沙華比叡降れば大原示す
14
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蕗子
病すすみテレビを断った病室のラジオは見知らぬ島の気圧告ぐ
5
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蕗子
あす起きて新しい身体だったなら秋草摘みに行こ あした起きたら
12
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たんぽぽすずめ。
金曜の夜にテレビを消し歌う私も所詮 孤独なのです
23
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ほたる
あなたとの亀裂がカメの模様なら迷路のように指でなぞるわ
12
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紫苑
夜毎積もる澱を寄せれば出土するかに並びゐるけふすべきこと
7
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聴雨
千にひとつ野辺にま白き曼珠沙華千々に乱れし月の心か
14
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たえなかすず
白いシャツ首のあたりを覗き込み愛が微塵もないことに泣く
2
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たえなかすず
優しくはなかったキスも略してた わたし、なんにも求めなかった
3
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紫苑
裏切りの赤毛うつくし蒼穹に抗へるかに曼珠沙華立つ
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