まぽりんのお気に入りの歌一覧
ななかまど
絡みつく言葉が先にあるきだし切れなき雨をうつうつと見る
8
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灰色猫
敗北も勝利もないまま続きゆく旅路を照らす星に願いを
18
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灰色猫
傘たちの墓場が海にあるというマリンスノーの海底世界に
21
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只野ハル
客待ちのタクシーの中運転手ハードカバーを両手に持ち読む
8
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只野ハル
湯上りの夕陽差し込むキッチンでヌードのままに飲む缶ビール
7
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千葉 甫
真昼間の路上に落ちる電線の影からひとつ影が飛び去る
5
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コタロー
ひらひらと小さき蝶々は小さき花選んで止まる仲良しこよし
7
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コタロー
曇天にあまり動かぬ蜻蛉は樹々の葉の上ゆつくり休む
6
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コタロー
陽射し受け黒々光る熟れた茄子ホームの人の笑顏を誘ふ
5
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コタロー
青々と長き尻尾の蜥蜴をり我に驚き草むら逃げる
12
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コタロー
だらだらと暑きにふはり蝶々のひらひら躱す宇宙の天井
8
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もどり
半ばまで扉を開けて佇んだ君との間合いと朝までの距離
6
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青き銀椀
小雀も木の葉も人も夕風と一つとなりて響くものだな
10
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青き銀椀
朝にも暦見つめてむなしかりひとつの恋の終はりとは知る
9
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青き銀椀
ふり返る間もなく一日過ぎて影の追ひつかぬほど夏至の日差しは
9
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青き銀椀
朝五時をさやけく刻む秒針とすでに明るき窓辺の清し
7
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つゆふみ
二人きりそっとささやく「殺してよ」復興よりも素敵な祈り
5
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へし切
相傘の肩半分のやさしさの ひとり身に沁む 恋しぐれかな
15
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へし切
然らぬだに越ゆるに難き 老いの坂 まして一人は なほ 侘びしかり
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へし切
あぢさゐの淡く切なき色に似て老いてぞ恋は愛しかりけり
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