五穀米のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
満月に渓谷浮かびサファイアの中で見ている如き静けさ
6
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紫草
産廃の施設建設反対ののぼりはためく里を寂しむ
15
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卯月
ほおずきが色づくように頬を染め夏のひと日に恋せよ乙女
8
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のの子
雨樋でさなぎになった友だちが流れてくのに僕もさなぎで
8
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たんぽぽすずめ。
毛細の血管に血が行くを待つごとパソコンの起動の時間
7
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舞
潮騒の響き絶え無き夏の夜に盛る炎を君よ越え来よ
6
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まぽりん
ひとすぢに頼みけるかな我ならで結びし紐の解かじものとは
27
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ビビ
目の前の君の黒目に舞い降りた幾億の星 僕も呼ばれた
11
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みなま
その昔不思議の国に住むという猫の皮肉な笑いの月が
13
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inosann
敗戦で葬られし真実のあらんか戦勝国がつづりし歴史に
15
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紫草
摘まれても干されてもなお饒舌なカミツレのお茶を夜更けにいただく
15
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河のほとり
ひとりのみ我もの思へば風立ちて草葉みだるる小野の夕影
10
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文麿
吾が時計止まりしあれば空白の迷へる時の流れいづこへ
6
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帆糸子
混沌に行き場なくした言の葉をため息の裾で拾ひ上げる日
6
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詠み人知らず
メロウメロウ夕方なれば鐘が鳴り梅酒を入れたグラスがからり
4
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詠み人知らず
日中はい草の匂ひに包まれてあの穩やかな夕凪を待つ
4
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舞
天空の静寂満てる星々に煌めき消える流星のゆく
2
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横雲
晴々と光溢れて秋立ちぬ朝の浅間を梢に眺む
1
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恣翁
怠さうにうねれる波を よろよろと 汚れし帆張る船ぞ越え来る
31
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たんぽぽすずめ。
長時間露出で残すアルプスの星の軌跡も我の青春
6
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