横井 信のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
行く末の儚げなるは謎めきて知らず分け入る心ときめき
11
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つばす
極寒の夜に必須湯たんぽが 冷えた足先やさしく包む
5
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茂作
忙しく時計の進む年の暮れ 寶くじ場にそれぞれの夢
15
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KEN
流るるも やつれ寒々 園の樅 うわべばかりの 耶蘇の恋唄
10
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千草ななせ
「すきだよ」の重みと温度差 身にしみて「ごめんね」としか言えないわたし
6
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うすべに
張り替えたさくら模様に春おもう 白さまぶしい和室のひだまり
11
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滝川昌之
この辺り夏に埋葬した蝉の墓碑銘も無き冬枯れの路
15
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わかばみち
かけっこで後ろを走れと言い切って勝たせてくれぬ三歳男子
10
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ななかまど
桜咲く切手で葉書塞ぎおり小樽運河の凍てたる夜を
12
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広葉樹
松葉より勝れるたから香箱の抱く蟹子のあまたの命
8
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虹岡思惟造
妻と娘のたこ燒き竒麗なフルムーン蛸飛び出てるのが己がもの
6
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舞
火の酒と煙草と女赤い口場末の闇に文士の骸
6
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詠み人知らず
もろともに泣き笑いして歩み来し情け深きは知るや気心
8
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び わ
サークルのお楽しみ会開かれる後悔は無し今年の活動
6
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茂作
霧晴れて不意と現る石地藏 相模の海行く舟を見守る
13
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うすべに
灰色のつめたい雨の降る音に あいまいになる夜の境い目
9
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滝川昌之
植木屋は軽トラ荷台に来年の伸びしろ分の松持ち帰る
12
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ななかまど
鶴を折る身重の母を父が見て祈りて織るを子のなまえにと
11
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へし切
恙なく一日ひと日を終えばよい 残り僅かな この年の瀬に
13
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舞
朝焼けは恥じらう乙女頬の色染めて明けゆくこの雪の街
8
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