紫苑のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
認知症 誰も予想の外なりき 時代の歪みか 人を狂わす
15
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松本直哉
虫愛づるむすめかなしむかぶとむし夏のおはりにおとろへゆけば
8
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詠伝
うろんなる瞳の奥の七色に輝く狂気は真理を越える
13
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松本直哉
抱きよすれば髪に異国のかをりするきみしばしわが身をはなれざれ
3
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恣翁
赤貧の里より出づる禄を食む我は恥ぢたり 耕さざるを
21
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舞
リハビリに杖付き歩む老人の曲がった背にも雨は降りつつ
10
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紹益
物言わぬ 朝顔だけが 見送りを とぼとぼ向かう 今日の仕事場
23
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南美帆
海望む墓に眠れる祖父に問う二十七にて戦死の無念
10
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みなま
苦瓜をいただく朝の散歩にて「センセにお世話になっとりました」
10
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ほの香
冷コーの氷がグラスに良く響く 江戸風鈴の高音に似て
21
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松本直哉
翡翠いろの身を幾重にもをりたたみ樹上のへびの身じろぎもせず
7
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小林道憲
明日ははや秋風立たむ 軒の端に巣作り急ぐ蜘蛛の振る舞い
22
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みなま
夕風にカフェカーテンのビーズ揺れそろそろ明かり灯しましょうか
15
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松本直哉
うらかへしおもてかへしてなす焼けばかたくななりしこころほどけぬ
13
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栞
それぞれの夏の記憶を焼きつけた小麦の色の子どもらを見る
22
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紹益
朝六時 お寺の鐘に 促され 今日も仕事か 暗くなるまで
19
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芳立
ひさびさに歌誌をひらけばブンゲイのドレスコードの爺くさき秋
5
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松本直哉
サバンナのガゼルの脚の華奢もちて次女はしりだす秋の学期へ
5
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松本直哉
うめぼしを欲すてふ子にうめぼしのひとつをそへつ始業式のあさ
6
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みやこうまし
夜更かして読み書きをする日常に デイの朝の早起き辛し
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