平 美盛のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
みいつけた 紫陽花の陰にかたつむり雨にぬれて角隠しおり
12
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只野ハル
実の成らぬ梅を見上げる曇り空花を観た日を思い出しつつ
9
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ケンイチ
雲厚く興は醒めれど吹く風の冷気に宿るが北国ならば
10
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リンダ
終焉のベルを聞かずに席を立つ雨音だけが激しく続く
31
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庭鳥
洗われた三日月空で煌々と路面を照らす注意報の夜
9
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葉月きらら☆
終止符を打った心を揺るがして高鳴る鼓動聞かれぬように
13
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四季野 遊
高みには白き花房輝きてニセアカシヤの夏ぞ来にけり
13
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紫苑
梅雨湿りはつかにしわむポスターの酒場は永遠に粉雪のなか
17
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悠々
六月の雲踏む足の裏痒し新しき靴の旅を夢見む
29
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光源氏
草枕旅寢に聞こゆる瀧の音いとまなき瀬にはやむ思ひよ
14
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光源氏
波の上にただよふ花をながむれど心の傷はをさまらぬものを
19
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光源氏
ひそやかに鳰の海邊で風聞かば行く瀬にうつる有り明けの月
16
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光源氏
さみだれに心つらぬく月待てどただ南吹き思ひまさりし
19
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光源氏
白南風は一切無情の門に吹きただやるせなきほととぎす鳴く
11
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芳立
ながめふる柳たわめばあさぢふの小野ふみわけて道をなす風
13
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芳立
水に月はえゆくころを待ちわびて雲居に星のさみだれもせず
12
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ほたる
ひさかたの雨降る窓に滲むのは君の本音とわたしの自由
12
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紫苑
隠沼を振り切り過去を帆のごとく張りゆく君に追ひ風よ吹け
14
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三沢左右
夏とてか常葉の青に似るは無き 澄める空行く十代の魂
30
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庭鳥
薄暗い蛍光灯がわたくしとあなた見守る証人でした
10
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