まるたまるのお気に入りの歌一覧
紫苑
紅花と藍を織りなす夕ぞらに不穏の錘をかざす手の見ゆ
9
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聴雨
さまざまの憂ひをベールのうちに秘め白き光の扉を放つ
14
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ケンイチ
幾万の祈りの像は薄闇に語ることなし我が哀しみも
14
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三沢左右
化粧水ひやりと含むコットンを充てるくちびる丸く膨らむ
13
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螢子
両手ひろげ憩ひの影を伸ばしてはヒマラヤシーダー人を誘ふ
14
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ケンイチ
人はみな夏の木陰に集いては嗚呼美味そうに麦酒を飲みたる
6
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ケンイチ
草々を騒がせ風は滅びゆく記憶の如しまた街道をゆく
16
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三沢左右
箸先をくはふる丸き唇はふはりとかろき花の咲くごと
21
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ほたる
わたくしの空論の中で恋人は盗む価値あるゆいいつの男
7
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芳立
ライターの油きれたりわが宿にひとよをうめの雨は打ちつつ
6
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falcon
散りぬれどこころづくしを思ひ出よとまるおもかげ乙女座の薔薇
16
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小夜子
言葉ではもらえない分抱きしめる君の温度に自惚れている
7
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ほたる
雨後の葉を空に透かせば浮き上がる美しき血の流れる葉脈
19
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樹果依南
ジーンズに染み入っていく珈琲の温度と痕を 君は知らない
4
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氷魚
性質に混ぜるな危険を抱えてて遠巻きに見る 混ぜても安全
5
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なり
きみの目がゆらゆらゆれて水彩画みたいにみえたぼくは泣いてた
4
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芳立
ゆかしきは都のみどり御苑にはいくその色の花や咲くらむ
11
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羽
のびやかに人をやすませはつなつの芝生はあわくまどろんでいる
20
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羽
パラソルの下に小さな影おとし友と歩けばはずむ木漏れ日
12
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悠々
政界の一寸先は闇なれどお子樣内閣メルトダウンか
19
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