柊+のお気に入りの歌一覧
ななかまど
雷の怖さ聞きつつ寝る夜の蚊帳のなかなる母のふところ
10
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へし切
信じない もう信じない その言葉「安心安全」 何を根拠に
10
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KEN
巨大龍 日も星も越え 昇りゆく 爪の紅粧 塗り重ねつつ
7
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KEN
合鍵を ショパンは回すと ラヂオ鳴る 掃射のやうな 雨降る窓辺
6
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横井 信
駅へゆく歩道に揺れる街路樹の木の葉の影に休むひととき
9
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灰色猫
水無月の祭りに向けて子供らの神楽が洩れる青葉の参道
10
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葛城
木下闇日中も消えず五月雨に白き卯の花殘らず落ちぬ
11
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ななかまど
窓に這う朝顔の葉を透いてくる緑の葉影畳に揺れる
10
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KEN
生ひ荒ぶ 葎の奧の 下野に 羽音幽けく まなこの止まる
11
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横井 信
みどり濃くたたずむ雨季の老木にそっと手をあて聴く鳥の歌
13
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灰色猫
一匹の蛍となりて涼やかにあなたの髪を飾っていたい
11
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舞
いつの日か瞳を閉じて神々の糧となる時ありがとうと君へ
8
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へし切
麦の穂の音の乾きて心地よし黄み深みゆく麦の秋風
15
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ななかまど
食ほそり動きの遅き老猫の背中の姿にわが影を見る
12
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あぶく
葉擦れ音と水の調べに玉が舞う短い夜の恋尽きるまで
14
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横井 信
六月の緑の陰に白蝶のふわりと浮いてひろい青空
12
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葛城
庭草の勢ひ壓せば壓しただけ腕の日燒けは甚だしき頃
8
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桃山
何のため誰のためにか朝毎に三十一文字を記し続ける
9
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ななかまど
黄をまとい天の摂理に身を委ねキスゲ咲き初むひと日の栄華
12
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KEN
峰の風 湛ヘ搖蕩ふ あをの波 鳥は飛び魚 森見下ろせば
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