さいおんのお気に入りの歌一覧
杜鵑草
誰が魂を宿して來らむあげは蝶 精靈會にはまだ日もあるものを
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杜鵑草
めをとぼし嬉し顏にて光るめり離れなむ後はいかで光らむ
4
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杜鵑草
ひと歳にひと夜かぎりの契りにも逢ふと思はば嬉しからまし
8
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へし切
からころも袖の柵せきあへぬ涙にかすむ君が面影
13
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ななかまど
微笑むに理由などなしつるにつる絡まる朝の赤のあさがお
16
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ぜんまい時計
指掴む蝉を起こせば飛び立ちぬ 草も木も無き ビルの壁間に
15
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敦希
悦びも切なさも知らず結ぶ実は七年の夢覚め嗚咽する蝉
9
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小春空
七月の終わりて夏の果ててゆく秋にはまだまだ遠く感ずも
3
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茂作
干しものを疊めと騷ぐ聲すなり 隣家より知る夕立の雨
13
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なりあきら
爛々と 夏の盛りに 咲き誇る 色もまばらな 大和撫子
9
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詠み人知らず
月明かり 淡くのびたは 影二つ 見えない星を 数え指先
7
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詠み人知らず
薄く鳴る 蝉の羽音に 耳澄ませ 秋の訪れ あと遠からず
10
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詠み人知らず
蝉が消え 鼓膜震わす 夏の音 風鈴鳴りて 夏の去り際
6
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シダ
極まればやがてしをれむ夏の気の満つる下よりほのめくや秋
9
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ながさき
部分的 核戦争が 引き起こす 二十二憶の 死者の想定
13
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詠み人知らず
寝て起きて 繰り返す旅 時は過ぎ 時の早さを 夢に委ねて
6
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恣翁
蜩の朝を告ぐる杉林 湿れる土の匂ひ立つなり
15
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へし切
逃げ水は追へば消えゆく遠き日の 吾が片恋にさも似たるかも
15
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ななかまど
法師蝉鳴き始めればむくむくと再起動する吾の旅心
12
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Aquarius
西の部屋死に場所求めベッドまで這いずる様に登る階段
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