桜田 武のお気に入りの歌一覧
ななかまど
王へんを当然なりと見にまとい生活の間の珈琲は王
9
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ななかまど
霜月のひかり浮きいる湯の波に思い起こせり師走の雑事
10
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滝川昌之
瞬殺で丸腰の俺うちのめす腰つき丸く振り振る仔犬
10
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滝川昌之
退職を打ち明けてくる後輩にしがみついてる俺の無言は
15
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桃山
鉢を覆い垂れ下がりたるポーチュラカ摘みてひと夏振り返りをり
9
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桃山
乾燥機回す時間がひと区切りパソに向かって一息ついて
10
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ななかまど
ひさかたの三波春夫の東京音頭スマホで聴きぬ令和の昭和
5
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滝川昌之
柿枝に「鳥さんどうぞ」の札を下げ話し相手を待つ老夫婦
17
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へし切
人知れぬ 吾が身も同じ野辺の花 侘びしくもあり 愛しくもあり
17
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へし切
此度こそ夢をみせてと願い行き何故か空しき投票のあと
18
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滝川昌之
順番に家族に別れ告げ終えて嫁ぐ娘の背には秋の陽
21
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滝川昌之
発芽する落穂のごとき切なさよ双葉で止まる寒き朝顔
16
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ななかまど
空に満つ大和の国のすめらぎの御子嫁ぎ行く幸多かれと
6
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ななかまど
コロナ禍に自粛をときしあの人の声よみがえる密集の街
12
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茂作
どの顏も喜び滿つる穫り入れや 畑てふ畑に秋は來にけり
17
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ながさき
限りなく 青のひろがる 虚空に こころと身体 溶け込みたくて
11
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滝川昌之
いつか詠む秀歌は未だ苗木ほど日々の拙歌を肥やしと並べ
12
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へし切
十月 肌も寒き秋しぐれ 寝も寝られずに眺め暮らしつ
14
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ななかまど
木のように迷わずわが葉を落とせたらこころは軽し秋の夕暮れ
11
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横井 信
増えてゆくコンクリートに囲まれて街行く人を見守る大樹
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