名鈴のお気に入りの歌一覧
ななかまど
はすの葉の水の軽さや梅雨の蝶あめの上がりてしばしまどろむ
10
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水紫
目蓋過ぐ後ろ姿に揺さぶられ空見つめこうまた会える日を
3
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可不可
青いマント裏がへしたら雨つづき マジシャンみたいな夏の気まぐれ
9
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里香
ちらちらと ゆれる蝋燭 その刹那 息止まるほど 君美しき
4
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灰色猫
ほたる火が誰かを想う恋歌ならなんてきれいな合唱だろう
14
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うすべに
たたんとん 遠い線路を打つリズム 雨の奏でる調べの向こう
9
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つばす
暴風が育ち盛りの夏野菜 叩き傷めた水無月の末
3
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あかつき
全力でブレーキを踏むこれ以上未満の線を越えないように
5
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横井 信
ぼんやりと膝を抱えて知らぬ間に夢を見ていた雨降る夜明け
11
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灰色猫
どの歌を最後に残しておくべきかおのが心を問われる如し
16
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び わ
コロナにもおくせず迎え今日明日お客の笑顔励みとなして
4
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舞
少年の日々は遠くにふるさとの山変わらぬと便りあるとも
9
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夏深
コロナ禍に祭囃子も聞こえ来ぬ故郷の夏は寂しかるらむ
9
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江儀
雨ほそき夜の静寂のアトリエに白き尾をした金魚眠りぬ
8
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弥栄成就
半月を 見るぞ寂しき 君なくば 吾が身半身 欠けると思えば
16
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ななかまど
はびこれる白く匂える十薬は母亡きあとの新たな店子
13
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滝川昌之
三月ぶり県境越えて義母見舞う 月日以上に老い細る義母
15
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ケンイチ
それぞれの主張が雨に洗われてやがてひとつを除いて黙る
6
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只野ハル
ただ歩く転ばぬように止まらずに時の流れに合わせるように
8
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只野ハル
好きですとごめんなさいをあの時に言えなかったとまた振り返る
6
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